こんにちは、日本ウェルスマネジメントのリチャードです。
高市早苗氏が自民党総裁に就任し、いよいよ新しい時代の経済政策がスタートする見通しです。
世襲議員ではなく、また、日本初の女性総理ということもあり、私はとても注目しています。
高市氏といえば、「サナエノミクス」を主張していました。「アベノミクス」は聞いたことがある方も多いと思いますが、「サナエノミクス」はそれをどう進化させ、どう変えていくのか、という点が焦点となっています。
総理になった際にもサナエノミクスを打ち出していくのかはわかりませんが、投資家としても、一国民としても、気になるこのテーマを考えてみたいと思います。
サナエノミクスとは? その基本の考え方
「サナエノミクス」というのは、高市早苗氏が掲げる経済ビジョンのこと。
名前の通り、「アベノミクス(安倍政権の経済政策)」の流れをくみながらも、「成長と分配の両立」をより明確に打ち出しています。
簡単に言うと、次の3本柱が中心です。
- 積極的な財政出動(景気を下支えする政府支出)
- デジタル·技術革新への投資(未来産業の育成)
- 中小企業や家計への支援(分配の強化)
はい、是非実現させてほしいですよね。
高市氏は、財政健全化よりも成長重視を掲げています。つまり、国の借金を減らすことよりも、今は経済を動かすことを優先するというスタンス。
この方向性は、日本の長期的なデフレ体質を脱却させる可能性を持っています。ただし、同時に「国債発行や財政赤字の拡大」というリスクも抱えることになります。
投資家としては、チャンスとリスクの両面を見ておく必要があるなと考えています。
財政出動がもたらす景気の追い風とは
「サナエノミクスの中心となるのは、「積極財政」です。
これはどういうことかというと、景気を支えるために、政府がお金を使うということ。
わかりやすい例を挙げると、公共事業やインフラ整備に投資すれば、建設業や関連企業の収益が上がります。その企業で働く人の給料が上がれば、消費が増え、他の産業にも好影響が広がります。
つまり、お金が流れる仕組み、を作ることができる。
昭和時代の政策と似ていますね。
高市氏は特に、「科学技術と防衛産業への投資」を重視しています。AI、半導体、エネルギー、サイバーセキュリティなどの分野が恩恵を受ける可能性が高いでしょう。
投資の観点で見ると、これらの業種に関連する企業やファンドは要注目です。世界的にも技術と安全保障が密接につながる時代ですから、「国家の成長戦略と連動する投資」を意識すると良いかもしれません。
分配を重視!中小企業と家計支援
これまでの日本経済は、企業が利益を出しても賃金が上がらない、という構造が続いていました。しかも相当長い間続いていました。
高市氏は、この「分配の歪み」を正すことを大きなテーマに掲げています。
サナエノミクスでは、特に中小企業の支援を強化し、賃上げを後押しする政策が打ち出されています。補助金や税制優遇、IT導入支援など、企業の負担を軽くする仕組みを増やすことで、賃上げの連鎖を作ろうという狙いです。
また、家計への直接的な支援として、エネルギー価格対策や教育·子育て費の補助なども検討されています。
こうした政策がうまく回れば、消費マインドが改善し、景気全体の底上げにつながります。
そう、この消費マインドが高まることが、今の日本には必要なのだという考え方ですね。
投資面では、内需関連株や生活インフラ、教育·子育て支援に関連する業界などが注目分野です。
財政拡大の裏にあるリスクと為替への影響
もちろん、良い面ばかりではありません。積極財政には、必ずリスクがついてきます。
政府が支出を増やすということは、裏を返せば、「国の借金を増やす」ということを意味します。その結果、国債の発行が増え、将来的に金利上昇を招く可能性があります。金利が上がれば、企業の借入コストが増え、株価にマイナスの影響を与える場面もあるでしょう。
また、海外から見て「日本の財政は大丈夫か?」という不安が出ると、円が売られやすくなり、円安が進行するリスクもあります。円安は実際、既に進んでいますよね。
円安は、海外旅行や輸入品にはマイナスですが、輸出企業にはプラスです。トヨタやソニーのようなグローバル企業が多い日本には、追い風になりますね。
投資家目線でサナエノミクスを見ると、為替の動き次第で「誰が得をして、誰が損をするか」が変わる点を見ています。投資家としては、こうした動きを想定しながら、外貨建て資産をうまく活用することが大切になります。
投資家としての視点は、変化をチャンスに変えること
では、サナエノミクスの時代にどう備えるべきでしょうか?投資家としての私のポイントは3つ。
① 外貨建て·海外投資で円安リスクに備える
円の価値が下がる局面では、外貨資産を持つことでリスクを分散できます。
ドル建て、バーツ建て、ユーロ建てなど、複数通貨で積立投資をしておくと安心です。
② 成長分野への長期投資
政府が力を入れる分野、たとえばテクノロジー、防衛、グリーンエネルギーなどには、長期的な追い風が吹きます。テーマ型ファンドやETFなどを活用すると良いでしょう。
③ 積立で時間分散を
為替や株価は読めません。でも、毎月コツコツ積立を続けることで、ドルコスト法の効果が期待でき、価格変動のリスクをならすことができます。これはプロの投資家でもやっている、非常に有効な手法です。
サナエノミクスは、疲弊·停滞した日本をもう一度成長軌道に乗せようという挑戦です。
積極財政、技術投資、分配強化。どれも、日本の停滞を打破するための重要なカギです。
もちろん、財政リスクや円安などの課題もありますが、変化が起こる時こそ、新しいチャンスが生まれるもの。
大切なのは、恐れずに動き、正しく準備することです。
日本ウェルスマネジメントでは、海外ファンドや外貨建て積立など、円安や物価上昇に強い資産づくりをサポートしています。
新しい時代を、チャンスの時代に変えていきましょう。
ご相談は、どうぞお気軽に!