長生きがリスクになる時代?「長生きリスク」と資金対策
こんにちは。日本ウェルスマネジメント代表のリチャード·ケインです。
「長生きするのが少し怖いんです」という声を聞くことが増えてきました。少し前までは、長生きできることは素直に喜ばしいことでしたよね。でも今は、「長生き=お金が足りなくなるかもしれない」という不安がセットで語られる時代になってきました。
これが、いわゆる長生きリスクです。
寿命が延びることで、老後の生活期間が想定より長くなり、資金が途中で足りなくなってしまうリスクのことを指します。
「長生き=幸せ」と言い切れなくなったのでしょうか。こんな悲しいことはありませんよね。
長生きリスクをまるで脅しのように使う人もいますが、決して悲観的な話ではありません。正しく知って、準備すれば防げるリスクでもあるんです。
長生きリスクが現実になりやすい人の特徴
長生きリスクは、特別なお金持ちや貧しい人だけの問題ではありません。むしろ、まじめに貯金してきた人ほど直面しやすいケースもあります。
たとえば、老後は年金だけで何とかなると思っている、貯金を取り崩すペースを考えていない、医療や介護の費用をあまり想定していない。ギクッとされた方、いますか?
こうした状態だと、90歳、95歳と長生きしたときに、「思っていたよりお金が減るスピードが早い」と感じやすくなります。特におひとりさまの方は、すべてを自分で管理する必要がある分、早めの対策がとても大切です。
年金と貯金だけでは足りない理由
「年金があるし、貯金もそれなりにある」という気持ちは危険です。
それは、物価が上がる(インフレ)、医療や介護費が増える、想定より長く生きる、この3つが同時に起こる可能性があるからです。また、年金だって本当にもらえるのかもわかりません。
貯金は安心感がありますが、増えることはありません。一方で、支出は年齢とともにじわじわ増えていくことが多いんですね。
だからこそ、「貯めたお金をどう守り、どう使うか」だけでなく、「お金にも働いてもらう」発想が重要になってきます
長生きリスクに備える3つの資金対策
長生きリスクへの対策は、決して難しいものではありません。基本は次の3つです。
1つ目は、計画的な資産の取り崩し。何歳まで、いくら使うのかを大まかに決めるだけでも安心感が違います。
2つ目は、積立投資や分散投資の活用。すべてを貯金にせず、一部を運用に回すことで、長生きしても資金が持ちやすくなります。
3つ目は、保険による備え。医療や長生きに備える保険は、「不安をお金で解決する仕組み」と考えると分かりやすいですね。
大切なのは、どれか一つに偏らないことです。
長生きは本来、リスクではなく「チャンス」
おここまで読むと、少し不安になったかもしれません。でも、私が一番お伝えしたいのは、長生きは、素晴らしいことだという点です。
長く生きられるからこそ、やりたいことが増え、選択肢も広がります。
そのために必要なのは、早めに考える、数字で把握する、一人で悩まない、この3つだけです。
日本ウェルスマネジメントでは、長生きリスクを含めた老後資金のご相談を、丁寧にお受けしています。
長生きを「不安」にするか、「安心」にするか。その分かれ道は、今の小さな準備かもしれません。