卵はひとつのカゴに盛るな
こんにちは、日本ウェルスマネジメントのリチャードです。
タイでは、日本のテレビ番組が見られてとても便利ですよね。今季私がとても楽しく観ているのが、「プライベートバンカー」。主演は唐沢寿明さん。鈴木保奈美さんも登場しています。東京ラブストーリー以来のファンですから、とてもわくわくしながら毎週楽しみにしています。
ドラマをご覧になっている方は当然ご存知と思いますが、プライベートバンカーとは、富裕層を相手に、資産管理や資産形成の助言を行うマネーのプロフェッショナルです。
このドラマでは、圧倒的な金融知識と人脈を持ち、富豪たちの資産や利益を守るためなら、どんなことでもやってのける、凄腕プライベートバンカーが、相続争いや愛人問題、裏金疑惑など、資産家一族に起こるお金に関する問題を、時にコミカルに解決していきます。
卵はひとつのカゴに盛るな
過去の様々な記事、マネーセミナー、個別相談でもいつも必ずお伝えしていること。「卵はひとつのカゴに盛るな」という格言が、先週のプライベートバンカーでも伝えられていました。
鈴木保奈美さん演じる久美子さんが、すき焼きの準備をしていて、たくさんの卵を大きなカゴに入れ、「さあすき焼き食べるわよ」のところで、全部落としてしまいます。
分散投資が大切だ、ということを肝に銘じよう
久美子さんは、買ってきた全ての卵を同じ一つのカゴに盛らず、少しずつ分けてテーブルに運べば、卵が全部なくなることはなかったはずです。
卵を全部同じカゴに盛ると、そのカゴを落とした場合には、全部の卵が割れてしまうかもしれないが、複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、そのうちの一つのカゴを落としカゴの卵が割れて駄目になったとしても、他のカゴの卵は無事だ、というのは、昔からある投資の格言で、「特定の商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に投資を行い、リスクを分散させた方がよい」という教訓です。
分散投資のやり方①銘柄の分散
一番わかりやすいのが株式投資だと思います。A社の株だけを買うのではなく、B社の株も保有するということです。A社だけに投資していた場合、A社の業績が悪くなったり、最悪の場合倒産などということになれば、投資していたお金は大幅に減るか、最悪の場合なくなってしまいます。しかし、他社にも投入していれば、資産は減りますが、すべてを失う事態は避けられます。
当然、「AとB」より「AとBとCとD」など、多数に分散した方が、よりリスクを抑えやすくなります。また、業種や会社の規模も考えて、バランスよく分散することを考えましょう。
分散投資のやり方② 資産の分散
資産の分散は、銘柄の分散よりも視点を大きく見た場合の考え方です。
銘柄の分散で、株式投資の例を挙げましたが、A社、B社、C社···と分散しても、「株式」という点では同じ資産です。
資産の分散は、「株式」のほかに、例えば、「債券」「不動産」「金」など、形の異なる資産を保有して分散します。
分散投資のやり方③ 時間の分散
投資するタイミングを分け、複数回にわたって投資する、というのが「時間の分散」です。
これは特に有効な視点です。
投資で利益を出すためには、適切な投資先を選ぶだけでなく、適切なタイミングで投資することも大切です。しかし、株式や投資信託など、投資商品の価格は日々変動しています。「安いときに買って、高いときに売る」のが理想ですが、タイミングを間違えると、価格が高いときに買ってしまい、安くしか売れない、という事態も起こり得ます。大きな損失を出してしまう可能性もあるんです。
そういうリスクを減らすために、一度に大金を投入するのではなく、少しずつ複数回にわけて投資することでリスクを分散しましょう、というのが時間の分散です。
この中でも特に、毎回一定額を長期的に投資していくことができる「積立投資」は、誰でもかんたんに時間分散が実践できるおススメの方法です。
この方法は「ドルコスト平均法」とも呼ばれ、王道的な投資手法の1つとして広く知られています。
ドルコスト平均法をおさらい
貯金感覚のコツコツ投資③ | バンコクのDACO(ダコ) | DACO CO., LTD.
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