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投資するなら絶対に理解すべきドルコスト平均法

株を売ったり買ったりする絶好のタイミングを予測するのは至難の業ですよね。経験豊富なベテランのブローカー、トレーダー、アナリスト、金融専門家でさえ、タイミングを逃すことがあります。私もそうです。しかし、乱高下する市場に直面したときに、投資にとても効果的であることが証明されている長期戦略があることをご存知ですか。

ドルコスト平均法

それは、「ドルコスト平均法」と呼ばれるものです。ドルと付いていますが、「ドルコスト平均法」の「ドル」は、実は米ドルだけでなく、どんな通貨でもいいのです。私はいつも、投資を始めようとするお客様に、これは、クルーズコントロールのようなもので、ドルコスト平均法では、マーケットが動くたびに投資について心配する必要はなくなるのですよ、と説明しています。

ドルコスト平均法は間隔を空けて投資すること

ドルコスト平均法(通称DCA)のメリットを活用すれば、投資家は、株価をあまり意識する必要がなくなります。その代わりに、投資家は自分のポートフォリオにどう資金を投入していくかというスケジュールだけを考えていけばよいのです。ドルコスト平均法では、投資家は一定期間に一定量の有価証券(ファンド、株式、債券など)を組み入れる計画を立てることになります。

例えば、Russell 2000 インデックス・ファンドに 合計で9,000 ドル投資する計画を立て、それを9 ヶ月 間、毎月 1,000 ドル分のユニットを購入するとします。この9ヶ月の間に、ファンドには、値動きが起こ ることは十分に考えられます。これはどういうことかというと、全財産(このシナリオでは9000ドル) を一度に投資するのではなく、長い期間(この例では毎月1000ドルを9か月間)投資することによって、 損益のリスクを分散させるということです。

確かに、株価が過去最低を記録すれば、たくさんのユニットを買うことができ、大当たりする可能性はありますが、その逆のシナリオも考えられます。でも、ドルコスト平均法では、そのような不安をある程度カバーしつつ、長期的に市場でアクティブに投資することができます。

リスクを減らすこと

どのような戦略であっても、確実に儲かるという保証はありません。それは投資が投資である以上当然のことです。しかし、リスクを減らすということはできます。ドルコスト平均法では、少なくとも、失うかもしれない金額を大きく減らす=リスクを減らすことができます。

DCA投資戦略の展開

例えば、退職金制度に毎月一定金額を拠出しているような場合は、ドルコスト平均法を活用した投資を行っていることになります。

これは、あくまでも、市場で浮いていられるようにするための戦略であり、売りたいという自然な衝動に駆られる嵐の時代に、最も重要なタイムインマーケットのメンタリティを維持できるようにするためのものであることを覚えておきましょう。ドルコスト平均法では、計画に長くコミットすればするほど、最終的に利益を得る可能性が高くなります。

時間枠の中でどれくらいの頻度で買えばいいのか、また、ドルコスト平均法には手数料がかかるのか、税金はどうなるのか、などの質問があれば、是非弊社の無料相談にお越しください。

リチャードに相談すれば、自分にとってベストな投資を知ることができるだけでなく、リスク度やポートフォリオを評価する機会にもなり、将来に向けてより良いリターンを得るためにベストな戦略を一緒に考えることができます。

リチャード・ケイン

アジア・ウェルス・グループ・ホールディングス代表。数十年にわたって資産管理計画に従事。カナダ
のケベック州モントリオールで生まれ、その後、東京で15年以上、現在はタイのバンコクに在住し、多
くのクライアントに資産運用のアドバイスを提供してきた。メイヤーグループは、英国証券取引所上場
のアジアウェルスグループホールディングスの傘下。

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