中学生から始める!ファイナンシャル・プラニング
今日は、海外の金融関係トピックをいくつか紹介します。 海外では、子供のころから金融や資産運用に関する教育をするという話は、人気連載「投資家に問うしかない」や弊社ホームページ等でお話してきました。本当にこれは大切なことで、それゆえに、弊社はバンコクで初となるキッズマネースクールを開催するなど、子供への教育という点にも積極的に取り組んでいくつもりです。 イギリスで子供を対象とした教育プログラム イギリスのチャータード・インシュアランス・インスティテュート(CII)は、保険およびファイナンシャル・プランニングの専門職の人材育成を支援するプログラムを開始しました。 このプログラムでは、英国全土の学校、カレッジ、大学に通う13歳以上の若者数千人を対象として、この分野で働く体験の場を提供し、成功するために必要なスキルや特性についての理解を深め、将来のキャリアパスについて十分な情報を得た上で意思決定できることを目的としたカリキュラムが組まれています。 参加者は、保険業界に関する基礎知識を身につけ、どのような職務があり、成功するためにどのようなスキルが必要かを知ることができるようになっています。プログラムはライブ方式で実施され、バーチャル・モジュール、クイズ、アクティビティ、ウェビナー、ディスカッション、座談会などが含まれています。 CIIはSpringpodと提携し、この秋に保険セクターに焦点を当てた体験の第一陣を開始し、2024年初頭にはパーソナル・ファイナンス・プログラムも開始する予定とのこと。すでに数百人の学生が申し込んでおり、今後4年間で3,000人の学生に到達することを目指しています。 日本ではあまりこういう職業訓練的なプログラムは聞きませんが、保険や個人金融の職業を身近なものにするエキサイティングな新しい取り組みですよね。バーチャル・ワーク・エクスペリエンスは、従来、多くの若者が職業やワーク・エクスペリエンスを検討する際に経験してきた障壁を取り除くもので、もっともっと普及してほしいものです。 クロスボーダー税務サービス 英国と米国を拠点とするウェルスマネジメント会社であるプラン・ファースト・ウェルス(PFW)は、オプティマイズ・アカウンタンツと提携し、新しいサービスを提供することを発表しました。 特にオフショア・コンプライアンスに重点を置いた米国の税務準備とアドバイスに重点を置いたクロスボーダー・タックス&アカウンティング・サービスです。また、英国特有のクロスボーダー専門家への独占的なアクセス、迅速なサービス、Optimise Accountsを通じたオフショアのコンプライアンスに関するサポートも行うとのこと。 PFWとOptimiseは、クライアントと年1回ミーティングを開き、次年度の税務の見直しと戦略を練ることとされていますが、PFWのクライアントは、新サービスを利用したり、Optimiseとの提携を希望しない場合は、その必要はなく、これまで通り希望する税理士と提携することができます。 英国のウェルス・マネージャー、フランチャイズ・モデルを開始 ウェルス・マネージャーのキルターは、「キルター・パートナーズ」と呼ばれる新しいアドバイザー・モデルを開発に取り組んでいます。 ...