こんにちは、日本ウェルスマネジメントのリチャードです。
最近のAIの進化はすごいですね。私は、プログラミングはやったこともなく、全くの初心者なのですが、生成AIを使って、プログラミングをやってみたら、なんと私にもアプリが作れました。
世界中にいる投資家の友人の中には、AIをフル活用して投資計画を作っている人もいます。
AIとロボ・アドバイザーの進化
金融の世界にもAIが深く入り込みつつあるのは間違いありません。かつては、富裕層の特権だった資産運用の相談も、今やスマートフォン一つで完結する時代になりました。特に注目されているのが、「ロボ・アドバイザー」です。これはAIを活用して、個人の資産や目的に応じたポートフォリオを、自動で提案・運用してくれるサービスです。
ロボ・アドバイザーは、膨大なデータとアルゴリズムを使って、合理的かつ迅速に投資判断を下します。人間のように感情に流されることがないため、冷静な資産管理が可能だったりします。また、24時間いつでも対応可能なので、タイミングを逃さないというメリットもあります。
人間のアドバイザーが持つ「感情や知能」
では、AIは、このままファイナンシャルアドバイザーの職を奪っていくのでしょうか。
私はそうは思いません。なぜなら、人間のアドバイザーにはAIにない感情や知能があるからです。
私は長年ファイナンシャルアドバイザーとして多くのお客様と対話を重ねてきました。例えば、「将来が不安なんです。急に不安になって眠れないことがあります」のように、不安を感じて相談に来る方、いらっしゃいます。そんなとき、AIは、その不安の背後にある事情までを対話の中で探りあてることができるでしょうか。表情を読み取って、次にどんな質問を投げかければよいのか、というような「対話」ができるでしょうか。
「不安」の背景には、「病気の家族」や「職場でのストレス」が原因になっているかもしれません。人間のアドバイザーは、言葉の裏にある感情や文脈を感じ取り、それに寄り添いながら、適切な提案をしていきます。単なる資産運用以上に、その人の「人生設計」をサポートしているのです。
勝てる・勝てないを超えて
「勝てるか」という問いは、やや短絡的に思えます。なぜなら、AIと人間のアドバイザーは、そもそも得意とする領域が異なるからです。
AIは「大量のデータ処理」、「市場の予測、」「手数料の低さ」といった領域で圧倒的な優位性を持ちます。他方、人間は、「顧客の気持ちをくみ取る」、「長期的な信頼関係を築く」、「柔軟に相談に乗る」といった点で、今なお高い価値を持っていると思うのです。
勝ち負けではなく、役割の違いと捉えた方がよいかもしれません。
たとえるならば、AIは高速道路を走る車、人間は山道を歩く登山者。目的地は同じでも、通るルートや手段が異なります。大切なのは、その人にとってどちらが必要か、あるいは両者をどう組み合わせるか、という視点ではないかと思うのです。
ハイブリッド型アドバイジングの可能性
私は、AIと人間を組み合わせた「ハイブリッド型」のファイナンシャルアドバイジングに注目しています。
たとえば、ポートフォリオの設計やリスク分析はAIに任せ、最終的な意思決定や顧客との面談は人間が行うというスタイルです。
AIの合理性と人間の共感力が共存し、より質の高いアドバイスが可能になります。お客様にとっても、「正確さ」と「安心感」の両方を得ることができるというメリットがあります。これは一種の「補完関係」であり、どちらかがどちらかに勝つという構図ではありません。
信頼は、数字を超える
最近、私は、「信頼とは何か」を考え直すことが増えたように思います。投資や資産運用において、確率や利回りは確かに重要です。しかし、最終的にお客様が私たちアドバイザーに求めているのは、「この人に任せたい」という気持ちなのは、今も昔も変わっていないのではないかと思うのです。
AIは正しい判断を下せるかもしれません。でも、「あなたなら大丈夫ですよ」と背中を押してくれる声は、人間にしか出せません。数字に表れないこの安心感こそが、長期的な資産形成を支える土台となるのではないかと思うのです。
弊社では、AIを活用して、より質の高いコンサルティングを提供していきます。
是非、お気軽にお問い合わせください。